エトセトラ

耳に不安があるおっさんは骨伝導イヤホンへ移行する(その1)

カナル型イヤホンに変えてから何かがおかしくなった

ヘッドホンからカナル型イヤホンに変えたのが2020年7月。ゼンハイザーのIE PRO 40というカナル型イヤホンだった。正直、今まで使っていて、良いのか悪いかはは分からなかった。それまではヘッドホンを使っていたし、ちゃんとしたイヤホンはこれしか使ったことがなかったから。

12,000円程度で購入したが、その直後に生産終了となってIE 100 PROというモデルが発売された。こちらは現在のところ13,000円程度で買えるようだ。これを買う際はゼンハイザーの正規取扱店で買うことをオススメする。IE PRO 40はニセモノが多く存在した。Amazonで売ってるやつもAmazon.co.jp以外の販売者は怪しいとにらんだ方がいい。

ゲームしたり、配信したり、ときには仕事で打ち合わせの時にこのイヤホンを定期的に使用していたのだが、使い続けて半年くらい経った2021年明けから、耳の調子が悪くなってきた。病院にはいってないので正確な診断ではないのだが、おそらく外耳道炎(外耳炎)じゃないかと思われる。耳穴の皮膚が赤くなったり、ときにはただれたりするようになった。このカナル型イヤホンとの関連性は分からないが、これまでカナル型を使ったことなかったことを鑑みても、まったくのゼロではないのではないかと思っている。ムヒERを塗って一時的には良くなったりするのだが、しばらくするとまた調子悪いのが復活してしまう。困ったなぁ、と思っていた。

そんな折、GEOが骨伝導イヤホンを3,278円(税込み)で販売している、というニュースを見て、「お、これいいじゃん」と思い、速攻で近くのGEOに買いに行った。が、品切れで売ってなかった。

GEOの販売ページ。3,000円程度ならたとえ使えなくても後悔しないと思って買いに行ったのに・・・。ネットで買っても送料無料らしいので、こちらで買うのもありだが。

ちゃんと調べると色々分かってきた

しゃあない、家に帰ってネットで買うとするか・・・、と思ったのだが、注文する前に一応このGEOの骨伝導イヤホンの評判をネット上で調べてみた。

  • 約3,000円の割りには良い
  • 良くも悪くも3,000円の商品だ
  • 音漏れはそれなりにある
  • 音質もまぁそれなり
  • そもそもこれは骨伝導イヤホンなのか?

評判は概ね良いが、かといって手放しで褒めているってワケでもない。コスパの良さは疑いはなさそうだが、それ以外に関しては可もなく不可もなくという感じであった。性能面での比較になるとさすがに厳しい評価が多いのだが、比較対象となっているのがほとんどFOCAL POINT社のAfterShokzというブランドの骨伝導イヤホンだった。

悲しさ
(おっさん)

AfterShokz? 聞いたことないw

骨伝導イヤホンなんていままで興味まったくなかったもんで、ほんと初めて知った。でも骨伝導に関する商品だけをストイックに作って販売しているメーカーみたい。そしてネット上のみんながこのメーカーの商品をほぼべた褒め状態。

悲しさ
(おっさん)

「安物買いの銭失い」になってもあれだし、ここはちゃんとしたを買っておくか。

ということで、GEOの骨伝導イヤホンのことは忘れて、AfterShokzのイヤホンを調べはじめる。

AfterShokzの骨伝導イヤホンはそれほど種類がない

ざっくり調べてみたところ、このメーカーが今売っている骨伝導イヤホンは大きく分けると3種類しかない。

XTRAINERZはオーディオプレーヤーなので除外
  • AEROPEX(AEROPEX PLAY、AS801-ABT01含む)
  • OPENMOVE
  • OPENCOMM

この3つの違いをざっくり書くと、AEROPEXは高級モデル、OPENMOVEは廉価モデル、OPENCOMMはビジネスモデル(高性能マイク付き)、となる。

悲しさ
(おっさん)

高性能マイクはいらんし、あとは高いか安いかの違いなら、ここは高いの買っておくか・・・

ということで、さくっとAEROPEXを買おうということには決まったのだが、気になったのが自分の使い方に合うかどうか? 自分はAG03というオーディオインターフェースを使っていて、できれば普段はそこに繋げて使いたい、でもAG03にはBluetoothがついてない、さてどうしたもんか?

配信や仕事のネット会議に大活躍のAG03。右にあるのはネタバレになるがBluetoothのトランスミッター。

そうなんです、実はAS801-ABT01という商品があって、Bluetoothのトランスミッター付きのが売ってるんですな。

最初はこの商品の存在を知らずにトランスミッターを別に買おうと思っていた。もっと目立つようにしておいてほしいと思ったw

このセットになってる骨伝導イヤホンはAEROPEXとほぼ変わらないのだが、ちょっとだけ違っているのがAPTXというコーデック(データの圧縮・変換方式)に対応しているところだ。実はこの違いは結構大きい。APTXがついてない骨伝導イヤホンはSBCというコーデックを用いる場合が多いのだが、これの場合は「遅延」が大きいので、ネットで動画を見たりゲームをみたりすると違和感を感じることが多い。音楽を聴くだけなら問題ないけどね。

悲しさ
(おっさん)

ワイの用途だとAS801-ABT01の一択だな・・・ かなりお高いがこれを買うしかないか・・・

いざヨドバシカメラへ

ということで、さすがに骨伝導イヤホンを一度も使ったことない人が買う金額でもなくなってきたので、ヨドバシカメラで試聴してから買うことに。

年末、しかもボーナス支給時期のヨドバシカメラだったが、以前に比較するとそんなに混んでなかったような。一目散に骨伝導イヤホンコーナーに行って、AEROPEXで視聴してみた(AS801-ABT01のデモ機はさすがになかったが、ほぼ同じなので問題なし)。

いくら以前より客が少ないとは言っても、年末だからそれなりに人がいて騒音がある状況なのだが、そこで試してもしっかりと音が聞こえる。不思議だな、骨伝導イヤホンって。耳のこと(外耳道炎)もあったのでもう迷うこともなく、3分くらい音を確かめたらAS801-ABT01を持ってレジへ向かっていた。

ということで、昨日から使ってるんですが、なかなかいいですよ、これ。長くなってしまったので、使い勝手などは次の記事(その2)へ。

耳に不安があるおっさんは骨伝導イヤホンへ移行する(その2)耳のコンディションに不安が出てきたので、カナル型イヤホンから骨伝導イヤホンに変える話です。...