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Nintendo DS、3DSのゲームを配信(録画)する方法(ハウツー編)

数あるレトロゲーム機の中で、ゲーム配信・ゲーム実況する難易度がかなり高いのがNintendo DS、3DSだろう。ゲームソフトがかなり充実してるハードではあるが、他のゲーム機に比べて配信してる人が極端に少ない。画面を取り込む難易度が他のハードに比べ高いためであるのは明確であるが、とはいえ配信してる人はそれなりに存在しているので、「方法さえ分かれば・・・」という人もいるのではないだろうか?

▲私自身も3DSのダウンロード専用タイトル「CHASE- 未解決事件捜査課 ~遠い記憶」をゲーム実況した。ゲーム画面がそこそこキレイに表示されているが、ゲーム画面を取り込むにはそれなりの面倒さが伴う。

DS、3DSのゲーム画面を取り込む方法としては大まかに5つの方法がある。

  1. 直接カメラで画面を取り込む(直撮り)方法
  2. カスタムファームウェア(NTR)を入れてキャプチャする方法
  3. PC上でエミュレータを使う方法
  4. エミュレータ機を使う方法
  5. 3DSの本体に映像出力の機能を追加する方法(オススメ)

一番のオススメは⑤なのだが、あえて①〜④の説明を行ってからにすると⑤の優位性が伝わると思うので、この順番で紹介してみる。

直接カメラで画面を取り込む(直撮り)方法

これは誰しもが考える方法であるし、実際にやってる人もまれに見かける。ハウツー動画もあったので紹介してみる。

▲モアレの発生やその対策などにも言及していて、非常に丁寧な作りの動画である。

自分は試したことないのだが、これの一番の問題点は「カメラが邪魔でプレイしにくい」ということに尽きるだろう。見栄えの問題も大きい。この2点を許容できるならありだと思う。とにかく簡単であまり金がかからなく法律云々という微妙な話がないが大きなメリットだ。

カスタムファームウェア(NTR)を入れてキャプチャする方法

あまり知られていない方法のような気もするが、カスタムファームウェア(NTR)を入れてキャプチャする方法が存在する。

▲わりと最近にアップロードされた動画なので、おそらく現在でも通用するとは思う。

導入方法がかなり難しく、かつその他のデメリットも多い。3DSのゲームのみの対応で、DSのゲームでは使えないというのが最大のデメリットだ。起動している最中にオンラインにしてしまうと違法行為になる可能性もあるらしい(3DSのオンラインサービスが終了したら問題なくなるかも)。導入方法に関する動画を張っておくが、個人的にはオススメできない方法だ。自分も試してみたことがあるが、とにかく面倒だったし、配信に耐えうるほどの安定感も感じられず、配信に使うのは断念した。

PCエミュレータを使う方法

DS、3DSともに優秀なPCエミュレータが存在しているようだ。自分は試したことないので分からないのだが、配信で使ってる人もまれに見かける(明らかに画質がキレイなので分かる。ドット単位でくっきりキレイな画面で配信してる人は何かしらのエミュレーターを利用している可能性が高い。)。具体的な方法はここでは書かないが、配信との相性が激悪なので、こちらも個人的にはオススメしない。PCエミュレータを使用すること自体は何の問題もない行為ではあるのだが、配信を見てる人は単純にそういう風には見ない。PCエミュレータを使って配信をするのなら、ゲームを吸い出すところを見せるところからやるカメラを起動してソフトの実物があることを見せる、などの工夫が求められるだろう。この部分に関してはしっかりとした説明がマストではあるが、「説明だけでは伝わらない」と個人的には思う(まぁ、DSや3DSに限らずの話になってしまうところもあるが)。あと、DSの一部のゲームや3DSのゲームの吸い出しに関しては「コピープロテクト解除の行程が必要で違法になる」という説があるので、そういう観点からもオススメはできない(コピープロテクトの解除は私的利用だとしても著作権法30条1項2号、3号で明確に禁止されている)。

エミュレータ機を使う方法

近頃はDSのゲームを遊べるエミュレータ機というのが存在するようだ。主に中国で開発・発売され、日本で購入できるものも多く存在する。

▲RGB30はキャプチャ機能もあり、PCへの取り込みが容易なようだ。

ただ、3DSに関してはまだ対応してる機器は存在してない?ようだ。そして、これらの機器を配信で使うとPCエミュレータと同様の問題(これらの機器は実物のソフトを使うわけではなく、ゲームを吸い出す必要がある)が出てくるので、PCエミュレータ使用の際と同様に「説明だけでは伝わらない」ことや吸い出し時のリスクをしっかり意識して配信に臨む必要があるだろう。これはDSに限らずの話でもあり、レトロフリークを使って配信してる人も同様である。

とくに希少性が高いソフトをエミュレータで配信しようものなら、見てる人は疑いの目をかけるだろう。DS、3DSのエミュレータを配信で使用すると画質がドットがくっきりキレイすぎるのですぐに分かるし、「本当に持ってんのか?」という目で見てしまう人が少なからずいる。あらぬ疑いをかけられないような対策をしっかりしとかないと、変に絡まれる可能性もあるから要注意だ。

今回のDSや3DSの画面取り込みの話とは直接関係はないが、自分がレトロゲームをエミュレーター機で配信する際は変な疑いをかけらないように、カメラを起動してソフトの実物を写したり、手元を見せたりするようにしている。そんな高いゲームを配信することは多くないけど、以前に「京都財テク殺人事件」を配信した際は、ソフトをカメラに収めながら配信した。

▲私の配信ではレトロフリークを使ってることを併記した上で、ゲームソフトの実物を見せるようにしている。「京都財テク殺人事件」はプレミア価格なので、あらぬ疑いをかけられたくはない。

3DSの本体に映像出力の機能を追加する方法(オススメ)

前置きがかなり長くなったが、ここからが本当に書きたかったことだ。オススメの方法ではあるが、ちょっとややこしい事情があるので、それを先に説明する。

ここからは法律の話も絡んでもろもろ複雑な状況になっていて、内容の正確性については微妙なところもある。もろもろ調査して私なりに解釈し文書化した内容なので、その点はご留意いただきたい。

「3DSに映像出力の機能を追加」というと「偽トロ」「偽トロキャプチャ」というワードを聞いたことがある、もしくは思い出す人がいるかもしれない(読み方は「にせとろ」と読むのが正しいようだ)。かつて存在していた株式会社ケイティという企業の登録商標であり、3DSに映像出力の機能を追加する基盤やPCで画面を表示するソフトウェアの総称である。このケイティという企業は2019年に業績が悪化して倒産するのだが、その時に色々な事象が重なったこともあり、「偽トロ」には負のイメージがつきまとうことになる。その中の一つに「偽トロ = 違法」というイメージだ。

結論から先に書くと「偽トロ」を使うこと自体は違法ではないし、購入することや所持することも違法ではない。じゃあ、なぜそんなイメージが付いたかというと、ケイティ社が倒産する直前の2018年に不正競争防止法が改正され、「偽トロ」のようなツールを使うなどしてゲーム機の改造代行をするのが違法行為になったと言われていることだ。ただ、ケイティ社はこの法律云々以前にもともと資金繰りが苦しく、たまたまこの時期に倒産したようであり、3DSの改造代行が違法と認定されたわけではない。改正された不正競争防止法の内容もかなり分かりにくく、「偽トロ」のような商品で商売すること自体(改造代行含む)が違法行為であるという判断はまだ誰も下してない(私が調べた範囲ではあるが、法律の専門家が判断してるような記事は見つけられなかった)。個人的には「偽トロを使った改造代行は違法である」という意見が勝手に一人歩きしている気がする(もしこの先、違法になるという司法判断が入ったり、法律専門家の解釈で違法だろうということがあれば、⑤の内容を全体的に見直して書き直す、もしくは全削除する予定)

▲不正競争防止法の第二条十七。おそらくこの条文が引っかかってると思われるが、法律の素人が「偽トロ」のような商材やそれらを利用したサービス、関連行為がこの法律に触れるかどうかを正確に判断するのは無理であろう。

以上のような複雑な状況をふまえてではあるが、自己責任の下でPCに直接映像を取り込めるような機能がついている改造された3DSを調達するのが個人的には一番ベストな選択だと思っている。調達方法は現在だと、

  1. ヤフオクやメルカリ等で販売されているものを買う
  2. 「偽トロ」のような基盤は現在でも国内で販売されているので、それを調達する

の2パターンになるだろう。

①のパターンだが、ヤフオクだとニンテンドー3DSLLで4万円弱くらいで販売されているものが多いが、Newニンテンドー3DSLLだと5万円以上するようだ。

▲とにかく高額商品になるので、信頼のおけそうな出品者を見つけて買うのが重要だろう。

②のパターンは意外と知られていないのだが、まだ国内で販売している業者が存在する。というか「偽トロ」が有名ではあるが、「偽トロ」が世に出る前から存在していた業者のようだ。詳しく紹介すると問題があるかもしれないので、リンクだけ張っておく(リンクフリーと書いてあるので)。私自身はこの方法で調達していて、今もそこそこに安定して使えてはいる(「そこそこに安定」という部分に関してはこの記事で紹介)。ヤフオクと同様にそれなりの出費は必要になるが、購入時の安心感はこちらが上だと思う。

▲私のNew3DSLLの背面に付いているUSB端子。

画質に関してはエミュレーターを利用したときよりくっきりとはならず、ちょっとぼやけた感じになる。ただ、配信で使う際などではエミュレーターを利用していないという説明が付きやすいので、逆にいいのかもしれない。自分は配信時は常に手元をカメラで写すようにして、誤解のないようにすることを心がけている。

海外のショップにはUSB-Cコネクタが利用できる3DS用キャプチャボードが存在して、それを取り寄せて取り付けてる人もいるようだ。ただし、ハンダ付けの難易度が恐ろしく高いので、素人は手を出すのは厳しそう。ここで売っている。とある方がYouTubeでこのボードを組み込んで動作確認をしている動画を上げていたが、キャプチャソフト側の機能も含めてすごくよさそう。

この記事のまとめ

①〜⑤をまとめると、オススメは法律含めて諸々の状況を把握したうえで、自己責任の上で⑤をオススメするが、費用的にかなりの出費になる。金銭事情が苦しい場合は①をオススメする。②〜④に関しては個人的にはオススメしない。

「DSや3DSのゲーム配信をしたいけどよく分からない・・・」というような人にこの記事が参考になれば幸いである。

ちなみに私はMacを使ってDSや3DSのゲーム配信をしているが、それらの説明についても書きたいので、「Nintendo DS、3DSのゲーム配信(録画)する方法(Macを使いたい編)」というタイトルで別記事で公開したので参考にしてほしい。

Nintendo DS、3DSのゲームを配信(録画)する方法(Macを使いたい編) 前回の記事でDSや3DSの画面を取り込む方法について書いた。 https://kanashisa.blue/2024/02/02...