しばらく仕事が忙しくてこのブログを放置していましたが、ようやく落ち着いてきたので一つだけ記事を書こうと思い、重い腰を上げました。
(2022年12月24日追記)
RGB Blasterについての記載を記事の最後に追記しました。
稼働しないPS5とXbox Series X
昨年末にPlayStation5とXBox Series Xが発売され、両方とも発売日に無事ゲットしたのですが、年が明けても稼働する時間が非常に少ない状況となっております。PS5の通算稼働時間は10時間くらい、XBoxは3時間くらいじゃないかなぁ・・・
では何しているかというと、クソ古いゲームで遊んでいたりします。スーパーファミコンだったり、PlayStaion2だったり。「アマガミ」なんて恋愛シミュレーションゲームの中古を6,000円も出して買って、いい歳したおっさんが恥ずかし気もなく実況プレイ配信などもしていたりします。
Motherのとある動画を見て火が付いた任天堂レトロ熱
2021年が明けて間もないころにネットを彷徨っていたら、たまたまこの動画を見てしまいました。
な、なんと美しい・・・ ファミコンですからたったの3音ですよ。矩形波、三角波、それが素敵に重なっての美しいメロディー。ファミコンはもともともはモノラル出力なのですが、ファミコン実機を改造して疑似ステレオ出力にすることで、上記動画のような素敵なサウンドになるわけです。自分もツインファミコンとレトロフリークの実機を所有しているのですが、ともにモノラル出力になるので、この素敵なサウンドを生で聴くことはできないのです。
うーん、聴きたい、生で聴きたい!という欲望が高まり、いてもたってもいられなくなりメルカリでファミコン前期型(比較的改造しやすい基盤がついてる)の中古を2,000円で購入し、ACアダプタを別途888円で買い、上のMotherの動画を上げたkohacraftさんが販売してるファミコン改造キットを5,980円で購入し、ついでに半田コテキッドとニッパーを4,926円で購入したのであります。
(ここまでの合計:13,794円)
で、ファミコンを買ってしまうと、やっぱりディスクシステムの音楽はもっとよかったよなー(といっても波形メモリ音源が一つ増えただけでしたが)なんて思いもよぎり、ディスクシステムがちゃんと動くツインファミコンをすでに持っているのにもかかわらず、ディスクシステムも買ってしまう始末。ディスクシステムはディスクを回すベルトが劣化して動かなくなるやつが多く、それが箱つきでそこそこ安く売られていて(6,350円)それと交換用ベルト(399円)を最初に買ったのですが、購入後にベルトの交換動画みたらかなり面倒そうだったので、すでにベルト交換済みのを買い直してしまい(7,938円)、ディスクシステムが2セットになってしまいました。無駄が多い・・・
(ここまでの合計:28,841円)
そしてここまで来ると携帯機を除く任天堂ハードで足りてないのはスーパーファミコンだけ・・・となり、レトロフリークもってたら困ること何一つないのにもかかわらず買ってしまいました。お値段12,800円とけっこうお高い。スーパーファミコンなんてハードオフで500円で売っていそうなもんですが、スーパーファミコンにも発売時期によって品質が違い、スーパーファミコンが販売されていた後期のモデルは画質は改良されてすごくきれいになっているのです。使われているICが統合され1つになっているので「1chipモデル」などと呼ばれています。あまり数が出てないので、ちょっとだけプレミア価格になっています。
1Chipスーパーファミコンの型番による本体の見分け方【シリアル番号を徹底調査】
https://retro-gamer.jp/?p=9453
製造時期によってかなり画質が違うのが分かります。
(ここまでの合計:41,281円)
いよいよファミコンに買った基盤を取り付けてみたが…
ちょっと話がそれましたが、2,000円で買った中古ファミコンに買った基盤を取り付けることにしました。10年ぶりくらいに半田ごてを握って、ドキドキしながらも説明どおりに半田でコンデンサを付けたり、配線をしたりしました。半田ごてを握ってすぐに気付いたのが「小さい文字が読めない!!!」ということ。確実に10年前より目の老化が進んでいることが実感できました。ハズキルーペ買おうかどうか悩んでるところ。
かなり苦労したのですが、3時間くらいかけてなんとか改造基盤の取り付けも完了し、無事ファミコンがAV化されました。サクッとテストしたところ、画面も音声も出ているようだ。よし、では「Motherの音源を生で聴こう!!!」と思ったら、Motherを所持してないことに気付きました。Mother2とMother3は持ってるんだけれどね。ということで、こちらも中古でサクッと4,980円で購入。箱つきは高いのぉ・・・
(ここまでの合計:46,261円)
ということで、ブツが届いたので早速ファミコンにぶっ刺して電源オン! そしてイヤホンを通して聴いてみると・・・・
うーん、なんかノイズが多いぞ。電源投入直後はノイズがないが、画面の輝度が変わる度に連動して無音時のハムノイズぽい音「ジー」「ブーン」という小さい音が乗る。音が鳴ってるときは余り気にならないが、無音の時はかなり気になるレベルの音である。電源は関係なさそうなのでハムノイズではなさそうだがよく分からん。
改造基盤を販売しているkohacraftさんのサイトにも以下のような表記がありまして、
音声のノイズは、音楽が鳴っている間は全く気にならないですが、無音の時に気になる程度です。どこから来るのか調べたのですが、CPUの音声出力ピンからもともと音声信号に重畳して出ていて対策できませんでした。
https://kohacraft.com/archives/201903071725.html
kohacraftさんが上げてる動画はノイズは乗ってないような感じもするのだが、編集時に消してるのかしら? それとも自分の基盤の取り付け作業が下手すぎてどっかで間違っていたり、ノイズ乗るようなヘマをしているのかしら? 正直謎ですが、ネットで色々調べてみると、映像信号に乗っているノイズを消すのは難しいという記載がちらちら見られるので、ノイズの大きさの大小の問題はあるとは言え、この問題を完全に解決するのは難しいのだろう、というのが今のところの自分の中の結論です。
2022/6/1追記
参考)音声に乗るブ〜〜〜を何とかする
http://vaot.mydns.jp/fc/aunoise.htm
このサイトを見ると、やはり根本解決は難しそうですね。
そして沼へ・・・(NES RGB / RGB Blaster)
ついでに言うと、画質がやっぱり汚いなという感想もあります。コンポジット出力ですからこれ以上は望めないのですが、ちょっとこれでゲームやる気にはならないですね。スーパーファミコン以降はS端子で出力できるのでそこそこ満足の画質になるのですが。これだと音がイマイチでもやっぱりレトロフリークでやろうかな?という気持ちになります。
となると、音声ノイズ問題も含めて一気に解決できるのではなかろうかという「RGB化」という改造にどうしても目が向いてしまいます。これをやるには15,000円くらい(17,800円に値上げしたようです)(円安の影響などで19,480円になったようです)の改造キットが必要で、しかも難易度が高いんですよね・・・
まだこの基盤にぶっ込む覚悟まではできていないのですが、とりあえず事前準備として、この基盤をぶち込むファミコン本体(ニューファミコンと呼ばれるファミコンの最終形態のやつ)をまた中古で購入(8,330円)してしまいました。その他、以下のゲーム及び備品も購入しています。ちなみに今回の話はすべて任天堂機器の関係だけで、その他のは含まずです(そういうのもチマチマ買ってるのだが)。
- ファミコンのコントローラーのアルミプレートの換え(1,300円)
- 8BIT MUSIC POWER(ゲーム:4,900円)
- 8BIT MUSIC POWER FINAL Amazon限定(ゲーム:3,800円)
- 松本亨の株式必勝学2(ゲーム:配信済み:640円)
- 中山美穂のときめきハイスクール(ゲーム:配信済み:1,200円)
- ニンテンドー64コントローラーパック(1,200円)
(総合計:67,631円)
ここまで金かけたので、今年は任天堂レトロゲーム機器関係のゲーム配信を増やしていこうと思います。少しでも元を取ろう。
(2022年12月24日追記)
この記事を書いた約2年後の2022年末、RGB Blasterという半田ごてなどを使わずともRGB出力ができるというスゲーものが出まして、こちらを購入しました。送料込みで20,655円もしましたが・・・
いくつか検証動画をYouTubeにアップしましたので、参考になるかどうか分かりませんが良ければご覧ください。
ただ、これ、音声が疑似ステレオじゃないんだよねぇ・・ 疑似ステレオにもしようと思えばできるNES RGBが最強なのは変わらないと思いますが、手軽さではこちらに軍配が上がります。